アマゾンやマイクロソフト、フェイスブック、アップルといった、日本でもおなじみのアメリカ企業の株式を買おうとした時に、ネックになっていたのが「為替手数料」と「取引手数料」です。
為替手数料は以前と比べて安くなったものの、各ネット証券では1通当たり片道25銭の手数料が発生します。
そして取引手数料にいたっては、1取引当たり0.45%といった手数料が発生します。
え~たったの0.45%じゃんと思うことなかれ。
最低手数料というものが設定されており、各社横並びの5ドルでした。
つまり1,111ドル、12万円から13万円以下の取引(1ドル115円で算出)であれば一律に5ドルの手数料が課せられていたのです。
その最低手数料がいよいよ撤廃されました。
米国株式取り扱い手数料を巡るネット証券
- 7月4日マネックス証券が0.1ドルへ
SBI証券「ようやくポイント投資で楽天証券に対応してきたのに、今度はこっちか・・・」
マネックス証券、米株購入手数料下げ:日本経済新聞 https://t.co/Io4LkcT28L
— ジロ@端株投資4年目 (@JIRO_invest) 2019年7月3日
- 7月5日楽天証券がマネックス証券を下回る
SBI証券も来るな、これ
楽天証券、米国株式の最低取引手数料を大幅引き下げ | MONEY ZONE[マネーゾーン] https://t.co/w7MoLKbVOl
— ジロ@端株投資4年目 (@JIRO_invest) 2019年7月5日
- 7月8日マネックス証券が再値下げ、0.01ドルへ
マネックス証券もやる気だな。
— ジロ@端株投資4年目 (@JIRO_invest) 2019年7月8日
SBI証券も後追いするだろうけど、もう少しインパクト欲しいとこ。
定額の0.45%の引き下げとか。
米国株の最低取引手数料を0.01米ドル(1セント)へ変更! | 最新情報 | マネックス証券 https://t.co/4cc9ANLLV4 - 7月9日SBI証券が最低手数料無料化
後追いはも少しせんとインパクトないぞ?0.45%を切り下げてほしいところだね
— ジロ@端株投資4年目 (@JIRO_invest) 2019年7月9日
まあ、積立てなら常時2銭という為替手数料のSBI銀行から外貨移動させれば、今のところ手数料的には一番優勢だと思うhttps://t.co/OCk9Tc7Wtb - 7月10日楽天証券とマネックス証券が無料化へ
楽天証券が当初マネックス証券の最低手数料をくぐってくれたのは、大きなきっかけにはなったと思うhttps://t.co/HqdhEjJZNO
— ジロ@端株投資4年目 (@JIRO_invest) 2019年7月10日
どこが最初に0.45%を引き下げるか?
最低手数料が撤廃されたことで、次に気になるのは0.45%という手数料。
いずれ各社ともここへのメスを入れてくるのかもしれませんね。
ただ日本株の端株手数料が、SBI証券で0.5%掛ることを考えると、これくらいは許容してもいいような気はしてます。
ネット証券で米国株式を買うならどこがおすすめ?
個別銘柄ならマネックス証券
マネックス証券での米国の取り扱い銘柄は何と3300銘柄。
楽天証券が1780銘柄ですから、その多さが際立ちます。
そして、注文してからの有効期限が90日と長いのもありがたいです。
というのも、私自身がSBI証券で入れた注文が失効されていて、約定しなかったという経験があるからです。
短期でトレードをするのであれば有効期限の長さはあまりメリットないかもしれませんけど、成長期待で長期保有するのであればきっと大きな武器になるはずです。
もっとも成長期待で保有するのであれば、株価を気にせず買った方がいいような気もしますけどね。
海外ETFなら普段使っているネット証券
特にマニアックな個別銘柄やETFでなければ、普段使ってるネット証券で十分かと思います。
私の場合ですと、SBI証券で端株投資をしてきまし、なにより既にNISA口座を使って米国ETF、PFFとHDVを買ってきたので、改めてマネックス、楽天証券へ移る気はありません。
関連 ≫ 米国ETFの「VYM」と「HDV」を比較してHDVを選んだ理由
関連 ≫ 高配当で人気の米国株ETF「PFF」はNISAとの組み合わせも悪くない?
なにより住信SBIネット銀行で外貨積立をすることで、常時為替手数料が2銭というのは、他社が追い付けてないところだからです。
また楽天スーパーポイントを使って、すでにつみたてNISAで投資信託を積立てしている人なら、そのまま楽天証券 で問題ないかと思います。
「いやいや、端株投資はSBI証券、投資信託は楽天証券、米国株はマネックス証券にするんだ」という人はそれでも全然問題ありません。
まとめ
今後米国株式の手数料についてはまだまだ進みそうな気がします。
確かに世界の一流企業が集まるアメリカに上場している会社の株というものは非常に魅力を感じます。
ただ日本株と違い、株価の変動だけでなく、為替の変動も評価額には反映されますので、その点だけは十分気を付けないといけないのではないでしょうか。
これを機に、日本株も1株から取引できるように正式に認めてほしいところです。
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