なんだか最近ツイッター界隈ではFIREっていうワードが飛び交ってます。っていうか、特に目にする機会が増えたように思います。
最近ツイッターでも話題になったのはこの人。
わずか30歳で財閥系の企業を退職した穂高氏。
でもこのFIREというワード、私もどんなものか理解してるんですけど、じゃあその頭文字が何を表してるんだっけ?というと自信がなかったので調べてみました。
FIREとは・・・Financial Independence, Retire Earlyの頭文字を取ったもので、経済的に自立して、さっさとリタイア(退職)しちゃいましょう。ということですね。
この世の多くの社会人は仕事をすることで対価である給料を受け取り、そのお金を使って生活をしているわけですが、この考え方は仕事をしなくてもお金が入ってくるシステムを作り上げて、仕事をしなくても楽しく人生を過ごしませんかというものです。
私も実際仕事をせずに生活をする人がいるというのを知ったのはここ数年です。
その頃はセミリタイアという言葉の方がよく聞いたかな。
収入源があって仕事をせずに生活ができるって羨ましいですよね。
でも私は興味がなかったりします。
そもそもそういう段階にいないからじゃないの?
しーーーー!!(確かに考えたことがなかったからかも)
FIREして何すんの?
2020年はFIREした生活を間接的に感じるにはいい年だったんじゃないかと思うんですよね。
それはコロナ自粛。
業種によっては自宅待機だったり自宅勤務と言った形で、通勤というものに縛られなかったこと。
まあ私を含め大半の中小企業にお勤めの方は同時に収入も減ったから何もできなかったわ!!という人も多いと思います。
でも、その時って、
自粛自粛で家にいても暇!
なんていう人も結構多かったのでは?
あと、お金がないから家でゴロゴロしてるだけっていう人もいたと思います。
自身をかっこいい無職というあなかしさんがコロナ自粛の真っ最中の4月につぶやいたツイートがこれ。
まああの頃は、「車で事故でもしたら医療機関がひっ迫するからとにかく外出するな」なんて言うちょっと特殊な時期であったのは間違いのですが、確かにそうかもしれません。
また今の自分の生活をふり返ってみても、自宅にいてもアマプラで映画を見るか、ギターを弾いているか、たまにはバイクに乗るかぐらいの生活です。
これが毎日とかむしろ苦痛だろ?
というのが私の感想。
資産がいくらぐらいあったらFIREしたい?
まあ仮にFIREというものが視野に入ったとして、いくらくらいあったらそういったFIREをしてみたいと思うかな?というのを考えてみました。
少なくとも今の収入と同じくらいのお金はないと生活が行き詰まりそう・・・。
うちはまだ今から教育費が掛かるときですし、それがクリアできたからと言って満足に食べることに不安を感じるような生活もイヤ。
ましてや健康保険や年金と言った、サラリーマン時代には実感していなかったお金なんかも必要になりますから、実際にはFIREすると生活コストが上がるんじゃないかな?というのが感想です。
仮に年金受給し始めるまでの20年間、3%で運用しつつ年300万を受け取ろうとしたときには4500万、年500万を受け取ろうとしたときには約7500万ものお金が必要になります。
年金受給時にお金が無くなってても意味ないし、この程度じゃ全然無理っしょ。
人生楽しめるくらいのお金がないとFIREしても無理
こうして考えると今と同じ生活が送れるくらいのお金があったところで、「仕事を辞めた、これからは働かずに暮らそ」とはならないわけです。
もちろんバイクにも乗りたいし、ツーリングにも行きたい。
趣味を満喫できるくらいのお金がないのであればいっそ働いていたほうがマシというのが私の考え。
仕事が苦痛だからFIREしたいではなく、苦痛じゃないようにした方が健全じゃない?
FIREを目指して資産運用している人の中には、とにかく会社に行くのがイヤ、会社の人間関係がイヤなんていう人も多いように思います。
確かに決められた時間に出社し、通勤ラッシュのストレスを感じつつ、人間関係に不満を感じながら仕事をするのは確かにイヤですけど、年齢によってはFIREするまでにそれだけのストレスを感じつつ働く方が私ならもっとイヤです。
幸い、うちの会社はあんまりそういうことはないのよね・・・。
セミリタイアという生き方もありなのでは?
同じように仕事にとらわれない生活の仕方として、セミリタイアというものがあります。
冒頭に「実際仕事をせずに生活をする人がいるというのを知ったのはここ数年です。」と紹介しましたけど、それがツイッターでもお付き合いさせていただいているクロスパールさん。
クロスパールさんはFIREみたいに完全に仕事から解放されるというよりは、必要に応じて働きながら生活費を補っていくという生き方。
以前鳥取のオフ会でもお会いしましたけど、特別金持ってそう!!という雰囲気もなく(たぶん持ってる)、かといって貧相な生活してそうということもなく(生活コストは意識してると思う)、ごく普通の私と同じ40代のおっさんです(笑)。
クロスパールさんごめんね(;^ω^)
でも明らかに違うのは仕事へのスタンス。
仕事の条件があわなければ自分から辞退もできるし、それこそやめることだって可能。
これは経済的自立ではないかもしれませんけど、経済的余裕があるだけでも全然人生へのストレスは減らせそうな気がします。
アマゾンの高齢労働者のCMは究極のセミリタイア?
最近アマゾンのCMで、白髪のおじいさんが「アマゾンで働けて毎日が充実してる」なんていうものがありました。
それに対してのツイッターの反応はこちら。
確かにそう、マジでそう。
でも実際私は、労働環境がよく、勤務体系も負担がなく、体や頭が満足に動くのであれば組織の中で働いてサラリーを得るというのも悪くないかなって思ってます。
その年齢になってバイクに乗ってることはないかもしれませんけど、旅行でもして各地を見てみたいと思いますし、いろんなところに人間関係ができるというのはやはり刺激があると思います。
それこそ年金とか資産運用してできるようにしておけばいいじゃん?
それもそうなんですけど、どんなに計算が立っていても、減っていく資産をみると心配になると思うんですよね。
あとは・・・息子たちの資産形成の手伝いがしてやりたい。
交通事故によって高次脳機能障害者となってしまった長男、自閉症スペクトラムの三男、将来彼らがどんな生活を送るようになるかわかりませんけど、はっきり言って心配です。
なので働けるうちは、彼らの資産形成の手伝いを実弾ぶち込んで手伝ってやりたいと思ってます。
子どもたちにはFIREの選択肢が選べるようになってほしい
私にはFIREという選択肢がこの数年前までありませんでした、というより働かずに生活をするという発想が微塵もありませんでした。
でもツイッターを通していろんな人と繋がる中で、実際にそういう生活をしている人がいるということを知り、やはり子供たちにはそういう選択肢を選ぶことができる環境にはなってほしいと思います。
雇用にしがみつかなくてもいい
障害者の雇用に関する法律がどうのこうの・・・という話は知っていますけど、実態は行政ですら水増ししていたという事実もありますし、民間企業だって給与水準だったり待遇の悪さなんていうのは実際には存在してると思うんです。≫ 国民総活躍社会と言いながら障害者の雇用水増しのこの問題ってどう?
FIREという選択肢を知っておくだけでも価値はある
私が就職した初日、定時を過ぎて会社を出た時の一言を未だに覚えています。
こんな生活がこれから一生続くのか・・・
当時は学生時代に作ったローンの家賃の負担も大きく、中途半端に逃げ出すこともできずにワラをもつかむ思いでネットワークビジネスにも手を出したことがあります。
もしもあの時の自分に投資だとかFIREという選択肢があることを知っていれば、また今とは違った生活をしていた可能性もあるかもしれません。
いや、それはないか・・・?
それだけに子どもたちには少しでもその可能性を教えておきたいと思うし、できれば早いうちから投資という選択肢を選んでもらって、いずれは労働に縛られない生き方を実現してほしいと思ってます。
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