40代を過ぎてくると、どのご家庭でも子供の進学費用や老後のお金の心配というものはあると思います。
我が家は私が給料から生活費を渡すことで基本的に一番大きなお金の管理は私がしていますが、子供たちの学校の費用が重なり、お金が残ってないのが実情です。
そこで妻が将来のお金の問題についてどう考えているのか、話をしてみました。
普段お金についての心配はあまりしたくないんだろうなとは思うのですが、妻は介護職で働いていましたので、実は私以上に老後のお金の問題を抱えた利用者さんを見てきているようです。
親が痴呆だからって、その目の前で遺産相続の話をし始める子供たちもいたわ。
年金だけじゃ足らないからって、子供たちに小遣いをせびる利用者さんもいたの。でもそんなんだから子供たちも施設に顔を見せなくなってしまったのよね・・・
少なくとも私たちは、子供の世話になることのないようにだけはしたいという思いは一致していますので、こういう点から攻めていくと話の土台に乗ってくれます。
そこで、将来的な金銭的な事をどう考えているのか、節約やお金を残すことについてどう考えているのか、妻と将来のお金の話をしてみました。
収入を増やすことより支出を管理することの重要性
何かとお金の話をして、貯蓄額とかの話になると何かと「私も働けばいい」という発想を持っている妻です。
確かに収入を増やすのであれば、二人で働いて収入の入り口を二つにすればいいので簡単な事ですし、私も働くと言ってくれること自体は大変ありがたいですが、実はそんなに簡単に一筋縄でいくような問題でもないのです。
働きに出ると支出も増える
自宅を新築した直後、妻は働きに出てくれました。
義務教育ではないとはいえ、子供が3歳くらいになると保育園や幼稚園に入れるご家庭が大半かと思います。
ですが保育園へは働いていないと子供を預けることができませんの、兄弟のいるご家庭の場合、上の子を預けると必然的に下の子も保育園に預ける必要が出てきます。
今は保育料が無料化されたようですが、当時は子供の保育料で妻の分の給料がほとんど消えてしまいました。
時には職場での飲み会といった事もありましたし、何かと人間関係がある所にはお金が掛かるものです。
また通勤時間なども掛かるため、家の中は荒れだすし何一つよいことはありませんでした。
支出を管理して節約できるお金を見つける
その時感じたのが、妻はあればあるだけお金を使うタイプの人間だということに気づきました。
なので、「収入を増やす以前に、支出を管理できるようにならないとダメ」と今は強く言っています。
収入が増えた分だけ支出が増えたら、まったく意味がないですよ。
ましてリボ払いで二度もやらかした妻には、なおさらのことです。
妻の主婦歴も17年を越えてるわけですから、月にどれくらい掛ると言うのは把握しているようですが、私から見てもまだ切り詰められるだろうなと思う費用はありそうな気がします。
そこに関しては、家計の管理を通して気付いてもらいたいかなと思い、あえて触れてません。
後引き貯金ではなく先引き貯金を
そういった思いを話す中で、「月いくら残すように生活をする」という約束まではこぎつけましたが、それにも不満があります。
後引きじゃダメ!先引きして残さないと絶対に残らない!!
残ったら貯金は絶対に残らないことを、妻自身も実感しているはずなのです。
老後資金の考え方
さて、そうは言いながらも一時期よりは家計のお金の流れというものが見えてきていますし、改めて老後のお金のことについて、どう考えているのか聞いてみました。
仮に40歳から60歳まで20年働いたとして、60歳から80歳まで20年生きたとしますと、単純に考えた時に、今の月々の貯蓄が、老後の月々の生活費ということになります。
もちろんここへは国民年金や厚生年金の老齢給付だったり、運用をしていけばそれらの資産も加算されるわけですが、豊かな老後生活には月20万以上掛るともいわれ、圧倒的に老後に関する貯蓄が出来ていないのが現状です。
ただ持ち家派の我が家の場合、ローンさえ払い終わっていれば、家のメンテナンスを考えても、実際にはそこまでは必要ないかなとも思いますが、妻自身老後の生活というものにあまり不安を感じてないようですね。
退職金とリタイヤ後の生活
不安を感じてない悪い例の一つの理由としまして、公務員上がりの自分の親が(私から見て義親)不自由なく生活しているというのを見ているのも一つだと思います。
お金の教育というものをされていない妻をみると、義親に関してもお金に関してはかなりマネーリテラシーというものは、あまり期待できそうにありません。
ただ、退職金で自宅を建て替えたりしてますし、私から見てもそれなりに豊かな老後を過ごしているのではないかと思うので、これについては私たちからお金の援助をしなくても済むわけですから、ありがたいことなのですけどね。
退職金の使い道
そういった義親ですので、妻自身も退職金で生活できるものだという認識をしないように、退職金の話をしてみました。
うちの近所には、公務員だったり、学校の先生、独立して会社を経営している人のほか、それなりの企業に勤めてる人が多いです。
会社を経営している家は別としても、きっと近所の人たちはそれなりに退職金があったりすることが予想されています。
ところが中小企業、むしろ小企業のほうに勤める私としては、多額の退職金というものは期待できませんから、なおさらじぶん年金を準備する必要があるわけです。
≫ 独自制度や中退共など、勤務先の退職金の制度を知っておこう
間違っても自宅が建て替えられような退職金はありませんし、数年も持たず使い切ってしまうことだって簡単に想像できてしまいます。
子供たちが将来困らないためにもお金が残る仕組みを
私の悩みは、自分たちのリタイア後の生活より子供たちのことなのです。
もちろん、子供たちの進学に掛かる学費や、子供たちが結婚、独立といった時の援助だったりと将来に関わるお金の話というものはたくさんありますし、3人それぞれが障害を抱えているので、子供たちの将来の収入というものにとても不安を感じています。
なので、最低でも自分達の生活は自分達でまかなったうえで、子供たちの援助もしてやりたいと思ってます。
まとめ
甘い考えかもしれませんが、元気でさえいれば、程よく働きながら年金を受給して生活することは出来ると考えています。
ただ、最低でも資産がマイナスの状態で老後生活に突入することだけは避けたいものです。
▽気長な洗脳のおかげで、妻が投資について柔軟になってきました。
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