つもり貯金や配当金といったお金以外からインカムを得て投資資金に充てようと思うとなかなか資金源が確保できず、その時ふと思いついた両建てのトラップトレード。
以前自分でも豪ドルの買いトラップトレードをしていた経験もあり、その実績から言うとまあまあ期待ができるのではないかと思いつきました。≫ トラップトレードを再開
ただ、トラップトレードの弱点が為替が一方向に動いたとき。
それを自らの通貨でヘッジするために、今回計画したのが両建てのトラップトレードです。
以前は高金利通貨として人気も高くマイナススワップも大きかったので豪ドル売りは出来なかったわけですけど、現在の日本との金利差はかなり小さくなりましたし、これなら勝算があるのかな?と思い始めました。
トラップトレードの業者選びで重視したこと
全自動か手動か
トラリピを再度始めるにあたって一番検討したのが、注文を全自動化するのか、手動化で自ら注文を入れるのか?ということでした。
最近はシストレといって、ストラテジーと呼ばれるロジックを選ぶことによって自動で売買してくれるものがあります。
ただ私も挑戦しかけたことがあるのですが、通貨ごと、時間足、オシレーターなどによっても成績が異なりますし、その中から選ぶというのはなかなか難しいのですが、そのストラテジーの中にトラップトレードに似たようなものが準備されているのです。
トライオートではビルダー機能を使って好みのトラリピプログラムが作れます。
FX取引はボラが大きいときには一晩のうちに利益が確定できることもありまして、これが気になりだすと夜が眠れなくなるといった弊害が出てくるので、できることなら全自動にしたかったのです。
スプレッド
全自動化にはかなり心が揺れましたけど、最終的には手動を選択しました。
その理由がスプレッド。
元祖トラリピで有名なM2Jのスプレッドは上のように、キャンペーン時で3銭から4銭。トライオートのシストレでも往復だと4銭というコストが掛ります。
それに比べて手動トラリピだと1銭が切れるコストで取引できます。
実はこのスプレッド、片道2銭相当というと結構大きくて、過去何度も約定を逃したことがあり、これが結構悔しいのです。
スワップの比較
両建てとなると買い建ての場合にはプラスのスワップ(受け取り)になりますが、売り建てのマイナススワップ(支払い)が発生します。
トラップトレードというと聞こえはいいですが、所詮塩漬けナンピンですから、保有するポジションが長期に渡ることはザラです。
マイナススワップはトラップトレードによる決済の際に、せっかくの利益を削る存在となるので、このマイナススワップが小さい業者を選びました。
スワップは日々口座に反映されますが、基本的に受け取るのは決済したときになります。
買い | 売り | |
---|---|---|
外為どっとコム | 1.7 | -3.2 |
LIONFX | 2.1 | -7.6 |
ブロードネットライトコース | 0.6 | -3.9 |
外為どっとコムは過去に売り買い同スワップだったことがありますが、現在は上の表のようにスワップが異なります。
両建てトラリピに必要な条件
片道の証拠金で両建てができること
今のFX業者で両建てができない業者というのは知りませんけど、両建てはデメリットはあってもメリットが少ないということで、両建てができないところもあったように思います。
またFXでポジションを建てる際に証拠金が必要になりますが、売り買い両方で証拠金(積立方式)が必要になるところもあったように思います。
現在はそういった業者は見かけないですが、基本的に片道分の証拠金で両建てができる(MAX方式)ということが条件にしました。
絶対に必要になる証拠金を抑えることで、実行レバレッジを下げることができます。
IFDONE注文が使える
FX取引の場合いろんな方法の取引方法がありますが、トラップトレードにはIFDONE注文を利用します。
業者によりIFD表記、IFDONE表記がありますが、ここではIFDONEで統一しておきます
IFDONE注文というのは、IF(もし〇〇したら)DONE(どうする)という2つの指示を出すもので、IFで新規注文、DONEで決済注文を出します。
上の図のように、DONE注文の前提となるIF注文が約定しない限りは永遠に実行されることがありませんので、この注文を使うことで手間がかなり省けます。
スマホアプリがあること
今どきといえばそれまでですけど、トラップトレードの場合にはいつ約定するかわかりませんから、出先でも注文が入れられるようにスマホのアプリが必須です。
以前利用していたのはブロードネットでしたが、サポートに電話して問い合わせたところ、当時アプリの開発予定はないと言われたのでLIONFXに乗り換えました。
トラリピ口座には外為どっとコムを選択
今回トラリピ口座には外為どっとコムを選択しました。
外為どっとコムはすでに口座を解約していますが、上でも述べたようにマイナススワップが小さく、売建でも有利だと判断したことや、豊富な情報ツールなどにも以前から魅力を感じており、再度FXを始めることがあれば外為どっとコムかな?と思っていました。
また、トレードのシステムがヒロセ通商のLIONFXと同じものを採用しており、操作に慣れているのも一つです。
ただ外為どっとコムでは両建て取引はできるものの両建てを推奨していないので、なにか不都合が起きる可能性というのは否定できませんので、最初は慎重に取引を行っていくつもりです。
まとめ
過去の実績では年70%という利回りを上げていたトラップトレードですが、今回は両建てということもあり必ず塩漬けポジションが残るはずなので、これらのポジションの処理をしつつ30%くらいで回せたらいいなぁという希望です。
逆に言うと塩漬けポジションが残るので、スタートのタイミングは慎重に判断したいと思いますが、稼働を始めたらツイッターででもご紹介できたらと思います。
▽ロスカットやFXの仕組みを再度確認しておきました。
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