日本では1単元100株として取引が行われています。
ですが株式の世界では時に変わったことが行われることがあります。
それが株式併合と株式分割。
いずれ株式分割についても書いてみたいと思いますが、とりあえず今回は株式併合の話。
私がこれまで経験した株式併合は3社。
正直全くいいイメージがありません。
そもそも株式併合って何よ?
株式併合ってのは、複数の株式をまとめて減らしてしまうこと。
200株保有しているものを100株にしたりするんだ。
そんなの損ちゃうじゃん!!
大丈夫!100円で200株持ってた銘柄だったら200円で100株となるだけで保有資産としては変わらないから。
ふ、ふ~ん。
実際に株式分割をすることで100株保有者は議決権を失う単元未満株主となりますし、株主優待ももらえなくなったりします。
そう考えると、投資家立場から見るとあまりいいイメージは持てません。
まあそれが企業にとってメリットになることで株価が上がるのであればそれはそれでいいけど?
株式併合を経験した銘柄
ジョーシン
まずは上新電機。
2017年に端株保有でも株主優待がもらえる、俗にいう端株優待の存在を知って買いました。
ちょうどその年に2株を1株にする株式併合。
私の1株は0.5株となり、上新電機に買い取られました。
オンキヨー
なぜその銘柄を買った?という話はまた違ったエピソードがあるので、また別記事で行います。
こちらは5株を1株として、2020年7月22日に株式併合が行われました。
それまでは議決権を行使することでクオカードが貰えるなど、単元株主であることのメリットもあったのですが、これでそのメリットすらなくなりました。
みずほFG
直近ではみずほFG。
まだ株式投資を始める前から「あのみずほ銀行が1万円ほどで買えるの?」っていう印象は持ってました。
1株当たり100円から200円ほどで年間7.5円の配当がもらえるということで、なかなか買いやすい銘柄だったのではないでしょうか。
こちらは2020年10月1日から10株が1株となる株式併合が行われました。
保有株数は10分の1になったものの、株価は10倍という暴騰ぶりです。
株数が減るので資産価値は変わらないですけど、株価だけ見ると一瞬テンバガーしてるのかと期待しましたw
株式併合した株価はどうなった?
問題はここからです。
冒頭でも「全くいいイメージがない」と言った理由がここからになります。
ジョーシンの株価
上新電機が株式併合したのは平成29年(2017年)10月1日に2株を1株にする株式併合が行われました。
SBI証券の5年チャートをお借ります。
ちょっとチャート足が長いのですが、大体オレンジラインを入れたあたりが株式併合が行われた辺り。
その後は株価は下がってます。
オンキヨーの株価
こちらもなかなか。
ダダ下がりです。
みずほFGの株価
こちらはまだ併合して間もないので何とも言えません。
が、前2社のようにならないことを祈りたいところです。
株式併合は損をする?
みずほFGは、国内でも有数の銀行株が1万円台で買えたから買ったというのが一つにはありましたけど、10万以上のお金を出して買いたいとも思いませんし、1000株未満保有の株主の議決権をはく奪したと考えると全くいいイメージが持てません。
さらに株価・・・
今回ご紹介した上新電機以外の銘柄のような低位株は、単元株式として買いやすい反面、株式併合などがあると株主優待などの権利も失ってしまいますし、株価への悪影響も経験したので、今後は意味もなく低位株に手を出すのはやめようと思った次第です。
コメント