去年の夏ごろでしたっけ?
インド株式のインデックスが話題になったのって。
確かにあの頃、かなりチャートとしてはおもしろかった印象。
でも今はこんな感じらしい。
まあ一年前に戻っただけと言えばそうなんだけど、まああんまり新興国の株式に長期的な期待はしないほうがいいと思う。
あれだけ話題になったBRICs、VISTAってどうなった?
これはもう何年前だろ?
新興国のBRICs、さらにそのあとに続くVISTAが話題になったのって。
確かに北京オリンピックとかリオデジャネイロオリンピックとかの頃は中国もブラジルもものすごく話題になりました。
人口も多いし、購買力も高い。
高度成長期の頃の日本のように経済の発展が期待できるとかって言われてました。
でも今ってどうかな?
先進国を越えたのって中国くらいじゃない?
インド関連で言うと過去に人口増が期待できて、今後はインフラ整備が必要になるとかっていう触れ込みを読んでインフラ関連の投信を買ったことあるけど、結局今は償還されてるっぽいし。
VISTAなんか当時全部国名言えたけど、今は全く興味なくなっちゃった。
ベトナム(Vietnam)、インドネシア(Indonesia)、南アフリカ(South Africa)、トルコ(Turkey)、アルゼンチン(Argentina)の5カ国の英語の頭文字をつなげ、「眺め、遠望」などを意味する英単語Vistaにかけている。VISTAはBRICsと同様、豊富な天然資源、労働力の増加など新興国の成長を支える諸条件を備えており、ポストBRICsとも言われている。
vista 野村証券
もちろんこの先の話ってのは分からないわけだけど、上のVISTAっていう造語が作られたのが2006年ってことは約20年、明確に新興国の時代は来てないってこと。
だからたぶんこの先も来ないんじゃないかな?
先進国が新興国の発展を指をくわえて見てるわけない
これは自分がオルカンとかじゃなく先進国株式を買ってる理由の一つなんだけど、先進国って技術力とかも優れてるから、新興国の発展をただ指くわえて見てるだけじゃないと思うんですよね。
新興国の発展って、まわりまわって先進国のエサだと思ってます。
例えば新幹線技術の輸出なんかもそうだし、今はどうなのか知らないけど原発とか水関連だってそう。
VISTAの一つ、インドネシアに新幹線を輸出しようとしたのだってそう。
結局中国にくぐられていい話にはならなかったようだけど、前にこのブログでも紹介した長大。
あそこなんかはトルコにイズミット橋と呼ばれる橋を建設しました。
なので新興国の発展は新興国の利益だけにはならず、先進国にも必ず利益をもたらしている…。新興国が上がるときには先進国も上がるという考え。
新興国の投信を買うのならエマージングマーケットをドルコスト平均法で
もしも自分が新興国の投信を買うのであれば、特定の国の株式インデックスでなくMSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動する投資信託で、新興国を丸ごと買っちゃう。
それもドルコスト平均法で。
自分が現金にしたいときに上がってるっていう保証はないし、そもそも一括投資っていうのは自分の中で怖くてできないってのもあるんだけど、比較的値動きの大きな指数をドルコストで積み立てるのはリターンにつながると考えているから。
ただしドルコスト平均法であろうと最終的には上がってくれないと利益にはならないから、新興国株式よりは先進国株式のほうが上がるんじゃないかな?って考えてる自分には新興国の選択肢はないっていうこと。
先進国は下がってるのに新興国のほうが上がってるっていうことは、そんなに考えられない、というか考えたくない。
投資の世界も勝てば官軍だからどこでもいいけど
まあこれは自分が考えてることだから、結果的に「お前はこんなこと言ってたけど新興国のほうが利益が大きかった!」と言われれば「おめでとう」というところ。
これはレバナスなんかの話でもそうだけどね。
まああれはその後どうなったか知らないけど、利益を期待する投資において利益を出したものが正義。
でも50代になった自分にとってリスクのわりにリターンが少ないんじゃないかなって考えるものに投資をするっていうのができないので、これからも「自分の中でよりリターンが期待できると思う先進国」に投資をしてくと思う。