人にはいずれ訪れる相続の話。
FX口座をはじめとして、インターネット上で取引が行われる口座は家族も実態が分からないという人も多いと思います。
実は相続に伴う口座の解約というのは意外と大変でして、ましてFXや証券口座に馴染みのない家族による解約となると迷惑な作業ともなりかねません。
そこで、口座名義人が死亡した時に発生する口座の解約の仕方を、「みんなのFX」を例にしてまとめてみたいと思います。
これは業者によって届けの書式などはがマチマチですが、私の知るところによると必要となる公的な書類に大きな差はなかったように記憶しています。
ただ、万一の際は書式による違いもありますので、各業者に確認してください。
相続人によるFX口座の解約
口座内に残った金額により必要な書類などが異なります。
残高が無い場合
- 相続届
- 口座解約届
- 死亡が確認できる書類の原本
残高10万円未満の場合
- 相続届
- 相続手続き依頼書
- 口座解約届
- 相続人の銀行口座届
- 死亡が確認できる書類の原本
建玉があり、残高10万円以上の場合
- 相続届
- 相続手続き依頼書
- 口座解約届
- 相続人の銀行口座届
- 被相続人の除籍謄本
- 法定相続人全員の記載がある戸籍謄本
- 法定相続人全員の印鑑証明
口座解約に伴う必要書類
大半がみんなのFX側で準備でいるものですが、問題は死亡が確認できる書類です。
死亡が確認できるもの例として、戸籍謄本があります。
これは本人の本籍地でないと発行することが出来ない上に、料金が450円掛ります。
郵送でも手に入れることはできるとはいえ、これが開設している口座すべてに必要なるわけです。
ただ、みんなのFXを含めて、希望すれば処理が終わったら原本を返してもらうことが出来る会社もあるようですから、返却されたら次の口座を処理するという方法もとれます。
口座の数だけお金と時間が必要になる
私の場合、国内のFX会社はほぼすべて網羅してますが、妻にしてみると「どこかの口座に大金をかくしているかもしれない」と思えば、すべての口座に問い合わせる必要もあるわけです。
さすがにそれは大変でしょうから、今は解約した口座、残高がない口座が分かるように、書類を整理しています。
まとめ
そもそも相続人には口座内の残高が分からないので、それなりに問い合わせをしながら、手続きを進めることになるのが実態かなと思うわけです。
なので、不要なFX口座や証券口座は自分が元気なうちに、自分の手で解約しておきましょう。
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