ちょっとこの時の話を。
数年前に確定拠出年金が導入されて以来、ようやく給料明細にそういう項目が増えた弊社。
その実態は項目が増えただけで、手取りの給与的なものは変わってないんだけど、
確定拠出年金(iDeCo含め)って解約できないのがネックなんですよね~
と言った彼女の話から膨らんだがのがこのツイートの話。
そういう話になったこともなかったから知らなかったけど、彼女らの年代でもきちんと投資というものに目を向けてるんだねって思いました。
初心者にもわかる本は初心者にはわからなかったという皮肉
NISAかiDeCoか
そもそも話の発端になったのはこの話。
iDeCoには大きなメリットがある反面、必要な時にそのお金を手元に戻すことは事実上無理。
まして今後結婚や育児といった大きな節目が待っている(かもしれない)年代にとって、NISAをやる前にiDeCo一択とは言えないです。
このご時世根掘り葉掘り聞くこともできないからだけど、結婚や出産をして職場復帰するのかしないのか、彼女自身それを望んでいるのかどうかわからないし、何より今のこの会社が待遇や組織的に選んでもらえほどの会社かどうかもわからない。
NISA満額ができたうえで突っ込むのであればいいけど、そうでなければNISAだけでもいいんじゃないかな。
口座はどこで開設するのが正解か
あとは金融口座。
本でもいろんな証券口座を紹介されてて、結局どこを選べばいいかわからないという彼女。
私がおすすめしたのは、メインの銀行とおなじ系列の証券口座。
今どきのネットバンクも他銀行から手数料をかけずに入金できるとはいえ、ネット銀行と同じ系列の証券口座は資金の移動とかっていう面で非常に有利なので。
個人的にはSBI証券を推したかったけど、PayPay銀行やQR決済はPayPayを使ってるという彼女にはPayPay証券をお勧めしときました。
PayPay証券は投資信託の積み立てなんかだけでなく、旧ワンタップバイから引き継いだ独特の株の買い方もできるので、将来的に株式投資をしたいと思ってもそのまま使えます。
あとSBI証券とSBI銀行にいたってはUIが似ているので、使い方はすぐになれることができそうだけど。
どんな商品を選ぶのが正解か
あとは選ぶ商品なんかも迷ってたみたいです。
確かに株式インデックスを見ても、全世界株式からアメ株オンリーまであるし、やれ「Slim」だ「たわら」だ「ニッセイ」だと、同じ対象の商品でもいろんなところが出してます。
なので少し指数といった話もしてみました。
今話題のオルカンには先進国と新興国の株式が含まれてます。
でもその中身は6割がアメリカなので、アメリカ株式1本でもいいような気がするのは確か。
ただ、この割合は固定ではなく定期的に見直されることから、いずれアメリカが落ちて日本に以前のようなバブル景気が来れば割合が変わるっていう意味では、先進国にしてるっていう話をしました。
あと明確にオルカンにしないのは、当初の投稿のリプ欄にあるよう、中国が入ってるから。
K-popが好きだという彼女には某国も入っているからという話はしませんでした(エライ)
「自分が好きではないものを持たない」というのは、それが「すべて」ではないけど「基準の一つ」にしてます。
初心者には決断ができる一押しが必要なのでは?
投資を始めてみようと思う若い世代は、あきらかに私たちの時代より多いです。
なのでこういう本も売れるんだろうけど、実際におすすめを具体的に明言できないのは本の辛いところであり、初心者にとっては選択肢がありすぎるという結果になっているようです。
そういった意味では、ある程度経験のある人が相談に乗って上げられればいいんだけど、SNSなんかで相談するとハメ込まれたりするので、それもお勧めしない。
なかなかお金に関する話はタブー視される世の中、以前の記事にも書いていたように確定拠出年金という制度を大義名分にして話しやすいのはいいなと感じた出来事
あと企業型確定拠出年金を利用することで、投資をしていることを公言できるようになりますね。別に大っぴらに投資についてしゃべる必要はないものの、比較的タブー視される話題を切り出せるのもメリットかもしれません。
企業型確定拠出年金のメリット
今後もいろんな話の発端から相談に乗って上げられればいいなぁと思いました。
コメント