国民的アニメのサザエさんやドラえもんと違って、着実に時間が流れて子どもが成長していくリアルな世界。
我が家も今年の誕生日で長男が成人を迎えます。
成人するとやってくるのが国民年金。
国民年金の払い損という話は私が成人したころから言われており、実は私も学生の間に払うのは損という認識で払っていませんでした。
卒業間際のふとした時に、母と国民年金の話になり、めっちゃ怒られ2年半ちかいお金を用立ててもらって支払ったという記憶があります。
2年半だっけ?覚えてないけど確認したところ欠格期間はありませんでした。
その後いろいろ調べてみると年金というのは年老いて受け取る老齢給付のほかにも障害を追ったときに受け取る障害給付や遺族給付など、ひょっとしたら明日から受け取ることになるかもしれないお金もあることを知り「何事もなく過ごせてよかったね」と思う次第ですが、だからこそ気になるのは専門学校に通っている息子の話。
今回は親となった私が、学生の間の国民年金は誰が払う?というテーマで書いてます。
学生の子どもの国民年金は誰が払う?
基本的に学生の間に子どもの国民年金に対して取れる方法は3つ。
- 学生納付特例制度を利用する
- 親が代納して支払う
- ぶっちする
ちなみに私の学生時代は3番目。
国民年金の仕組みを知ると3番目は論外として、実質2つ。
学生納付特例制度を利用する
学生納付特例制度をりようすると、国民年金の受給期間には算入されますけど、老齢基礎年金額には反映されないため、将来受け取る年金額が減ってしまう。
のちのち追納という形で年金額への反映は可能だけど、月16,610円(2021年度)というお金を追納していくというのはなかなかしんどい話。
ちなみに私のころは12,300円とかいう額だった気がします。
まして、一般的に奨学金を借りている学生なんかは特に厳しい…。
親が代納してそのかわりに社会保険控除をゲットする
もう一つの理由が親が代納するという方法。
これならば国民年金受給資格期間も欠格することなく、きっちり年金額にも反映される。
まして国民年金は社会保険控除の対象になるので、私(親)の所得税なんかも小さくできるというメリットも。
とはいえ、支払った国民年金額がそっくり減るようなことは、まずない。
国民年金のバグ?お得な付加年金も入っとく?
国民年金の話が出たところで、ちょっとお得な付加年金の話。
この付加年金は1ヶ月400円を支払うことで200円×納付期間が、年額とはいえ年金に加算されるというもの。
つまり2年で元が取れる。株でいうと配当利回り50%の株を買ってくようなもの!!
でもインフレには良くないって聞いた。
教えてくれたのは、らくからちゃさん。
確かにもらえるのは200円かもしれないけど、将来(40年以上先)の200円の価値は今の20円位になってるかもしれないという話。
なので、アラフィフの私たち世代ならいざしらず、成人したばかりの息子にはいる必要があるかどうかはわからないところ。
とはいえ、3年制の専門学校に通う息子の国民年金の期間を18ヶ月として代納するのはたかだか7,200円。
それくらいならプレゼントとして払ってあげてもいいかもね。
付加年金の全額は親の優しさでできています…。
私の付加年金に関するツイートの反応はこちら
就職するまでは親が代納するくらいのつもりがいいかもね
今の子たちがどうなのかわからないけど、少なくとも30年近く前の私の認識は「どうせ社会人になったら会社から強制的に引かれるわけだし、学生の間は国民年金を払ったら損」という認識でした。
年金制度そのものを理解していなかったことも大きいし、それを知る手段もなかった。
親も加入するのが当然だと思っていたみたいなので、それを言うこともなかった。
なんか正当化してない??
私の分の年金は今となってはこれまでの健康や親に感謝するところですが、交通事故によって高次脳機能障害となった息子にとってアルバイトなどの就労というのは難しく、自分がお金を工面して払うというのは難しい状態なのです。
なので、自分と同じことをさせないためにも伝えることは伝えて払ってやろうかなと思ってます。
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