数年に何度かは船舶事故による油の流出と言ったニュースを見かける気がしますが、とうとう日本の貨物船による事故が起きてしまいました。
それがインド洋、モーリシャス沖で起きた日本貨物船による重油の流出事故。
なんでもWi-Fiを拾おうとして近寄ったことが原因というニュースを見かけて唖然としましたが、油の回収は難航しているようです。
このためにエムテックス社がナノファイバーで作ったという、水は吸いにくいけど油は吸い取るという油吸着材を送るというニュースが流れたことから、こちらのツイートにある銘柄の値動きを追ってみました。
果たして株価の動きはどうなった?
まずは帝人の株価チャートだよ
※8月20日終値でのチャートです。
下がってへんか?
じゃ、次は三菱ケミカルHDだよ
プッww(長い陽線ついてる)
つ、次は日本製紙なんだから!
・・・(上下に長いヒゲついてるな)
次は大王製紙ね・・・
もうええわ(寄ってからは陽線ついてるけど)
一応ね・・・
全く反応がなかったのはナゼ?
見当違い。株価が反応するような出来事じゃない?
今回製品を送った企業は非上場会社のエムテックス社でした。
この会社が上場していればひょっとしたら何かしら反応があったかもしれませんけど、関連銘柄程度では反応がなかったのかもしれません。
また環境汚染が起きているのは間違いことですが、それが株価を動かすほどの注目度があるのか?というとちょっと疑問ですよね。
戦争ごとやテロのような多くの人命が掛かってるとかではないですし。
効果が実証されていない?
このエムテックス社製のナノファイバー、2019年9月の九州北部豪雨災害により流出した油の回収のために自衛隊に提供されて高い評価を受けたようですけど、まだまだ効果が実証されていないというのもあるかもしれません。
例えば今回の流出事故にナノファイバーを使った油吸着材が絶大な効果を発揮した場合には、海洋汚染だとか洪水といった出来事に今後何かしらの反応がでてくるのかもしれません。
時事ネタと関連銘柄を探すのは難しい
夏場猛暑になればエアコン需要が高まってダイキン(6367)の株価が上がったり、ビールの消費が期待されるからキリン(2503)やアサヒグループHD(2502)といった銘柄の株価が上がったりという話は聞きます。
でも、そんなにエアコンついてない家庭ってある?
というのが正直な感想です。
コロナ自粛の際にはビデオミーティングサービスを提供するアメリカのズームビデオコミュニケーションズ社(ZM)の株価が上がりましたが、日本でも上場しているズーム社(6694)が買われるという事もおき、こちらはズームビデオコミュニケーションズ社と関係ないという告知するまでに発展しました。
ここまで想像して買った人ってどれくらいいるのかな?
単純に勘ちがいしただけじゃね?
首相辞任でも関連銘柄がでてくるの?
今の関心ごとは安倍さんの辞任による関連銘柄。
安倍さんのというより、次の首相が打ち出す政策によっては何かしら反応が見られる銘柄がおかしくないのでは?という気がします。
連想ゲームは難しいのでテーマを決めて投資をしてみる
今回、たまたま目にしたニュースで気になって株価を追ってみましたが、結果はご覧のありさまでした。
でも株自体がそういったものが原因で株価が変動するというのは今までも経験してきましたし、今後こういう時事ネタと銘柄を引っかけて株価の動きを見るようなことも意識してみたいと思いました。
そこで思い出したのが、SBI証券のサービスの一つテーマ投資。
テーマ投資とは今回のような一過性の時事ではなく、長く成長が期待できる企業がテーマを選ぶだけで複数の銘柄への分散投資が5万円から始められるというもの。
わりと多くのテーマが設定されてるので、見てみるだけでも結構面白いのよね。
ただ単元未満株の取引には手数料が掛かるのがネック。
でも口座を保有していれば、その関連テーマにどんな企業が選ばれているのかは確認できるので、参考にはなるかもしれません。
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