先日、息子と二人で愛媛県に渡って、母の実家の処分の話をしに行ってきました。
いつもだと長男を連れて行くところだったのですけど、長男とは小さいころから過去何度か2人で帰省をしたことがあったので、今回は三男を連れていくことにしました。
実は三男とは昨年の春先まで一緒に寝ていたのですが、中学生になったことから部屋をDIYで分割し、一緒に過ごす時間がなくなってしまいました。
この1年の間に、眉毛を全剃りしてみたり、火遊びをして布団を焦がしてみたり、床に穴をあけてみたりと、それまでとは想像もつかないことをし始めたので、正直何を考えているのかわからなくなっていました。
実は息子には自閉症スペクトラムがあるので、特別支援級に通っています。
なので比較的先生の目の届く環境にありながらも、中学生として色々親には言いにくいこともあったのだろうと反省もしましたが、だからこそ無理矢理にでも2人だけの時間を作ってみるのもいいかと思い連れ出しました。
はじめてのフェリー
息子と愛媛に渡るときに一番に計画したのが、フェリーで行くか高速で行くかということでした。
息子的には3時間以上も助手席に乗っているのが苦痛の様だったので、初めてということもあり呉からフェリーを使いました。
時間の都合上と料金的に呉から乗ったほうが都合がよかったの。
フェリーの中ではこの音戸大橋の前に見える日新製鋼の工場を見ては、「あれは福山か?」と言ってみたり「海が汚い」「泡が消えない」「陸が見えない」なんてことを話しをしていました。
大した意味もないし長くなるので省きますけど、思っていたより好奇心を持って聞いてきたり、いろんな本を読んで知識をつけているようで安心しました。
息子と二人で松山の市街地をぶらつく
回らないお寿司屋さんでお昼ご飯
この日泊ったホテルはちょっとわかりにくいところでしたが、無事兄弟たちとも合流できお昼を食べに行きましたが、昼食時ということもあってなかなか入れるお店は少なく、入ったのは回らないお寿司屋さん。
いただいたのはランチメニューでしたが、タコやイカが1貫300円とか、普段回転ずしで慣れている私にとってはびっくり価格ww
そこで食べ終わるころに兄から衝撃の一言。
おい、ジロ。
お前どこかで時間潰してこい。
は??
聞けば、待ち合わせしている場所が狭いとかであんまり大勢で行くには都合が悪かったみたいです。
なんのためにここまで来たんだよ・・・
息子くんと一緒に松山城でも行っておいで。
めっちゃ雨だし!!
息子と二人で松山市街を探検
ということで松山の銀天街を徘徊することに。
息子たちは義兄とたびたび広島の本通り(アーケード街)へ遊びに行くのですが、どんなものに興味を持っているのか楽しみにしてました。
が、特に興味のあるものはなかったようで、結局いよでん高島屋を登ってきました。
それがこの時のツイート。
普段目にすることのない高価なバカラグラスやブランド品、腕時計なんかを見て回り、結局コーヒーだけ飲んで帰りました。
コーヒー苦い!!
ブラックコーヒー初めてだったかwww
このコーヒータイム、普段では経験できない一瞬だったように思います。
きちんと課題をこなしていた意外な一面
この高島屋からホテルに戻った後、親兄弟とホテルのロビーで話し込んでいました。
息子には暇を持て余してもいいようにAmazonFireを持たせていたのですが、宿題をしに部屋へ戻るといい、ここで別行動に。
まあ部屋で動画でも見てたほうが、息子も暇を持て余さなくていいし、こっちも気を使わなくていいからそれもいいか。
それから1時間以上の時間が過ぎ部屋に戻ると、まあびっくり。
疑ってゴメン・・・
居酒屋で晩御飯
その後は居酒屋で晩御飯を食べながら、たわいもない世間話から株の話や経済の話。
その場に居合わせた全員が持ってるモノタロウの話で盛り上がりました。
ちなみに息子は途中で部屋に戻り課題の続きをしていましたけど、近かったとはいえ見知らぬ街で自分でホテルに戻れるということもわかって安心しました。
久しぶりに親子でお風呂
泊ったホテルには大浴場があり、そこには道後温泉と同じ温泉が来ているということで、部屋のシャワーユニットも狭いし二人で大浴場へ行きました。
息子は嫌がるかな?と思ったけど、特にそんな素振りもなく久しぶりに一緒に入りました。
お互いの背中を流したり、洗い方が不十分だった頭を洗ってやったりと、普段ではまず持てない時間が過ごせたように思います。
その後部屋に戻って就寝。
・・・が
温泉に長湯をしたせいか、それとも寝る環境が違ったためか二人とも寝付けず、結局最後に時計を見たのは3時でした。
環境が違うから眠れんかった。
実は息子は寝付けないんじゃないかと心配していましたが、それが的中してしまいました。
しまなみ海道を使って一路広島へ
翌日はお互い眠い目をこすりながらも帰宅の途へ。
意外と日が昇れば意外と眠気は飛ぶもので、特に眠気を感じることなく帰ってきましたが、道中は息子にやった旧型のスマホで音楽を掛けながら二人で歌ってました。
ふ~ん、コイツ「ゆず」とか好きなんだな
♪え”い”こ”う”の”~~かけ”はしへ”と”~~~
なんだなんだ、この音程の取り方は!!
ちょっと音楽のことを教えとかないと・・・
思春期の息子との二人きりの時間を作れるはいいかも
たった30時間程度の時間でしたけど、一緒に風呂に入って背中を流しあったり、普段は動画ばっかり見てるくせに実はいろんな知識をつけていたり、親類とはいえ普段一緒に過ごさない相手にもそれなりの言動がどれたりというのは安心しました。
小さかった息子も今では背が175cmほどになり、私自身も子供(息子)としてではなく、また違った感情を持って息子を見ることが増えた気がしていました。
そんな中で二人で旅行をすることによって、親子であり男同士でありという、普段とは違った感情を持って息子を見られたことはとても有意義な時間だったのではないかと思いました。
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