我が家にとって今年は2人の子供が卒業しました。
一人は長男で専門学校を卒業。
そしてもう一人は娘で小学校を卒業。
親として、やはり子供の卒業というのは手が離れていく証拠でもあり、少し寂しいところもありますが、いつかは親離れして巣立ってもらわないと困るので。
専門学校卒業おめでとう
高次脳機能障害という障害を持ちつつ、3年間本当によく頑張って通学してくれました。
雨の日も雪の日も、そして台風の日も。
あ、もちろん休校になった日もありましたが。
まずはそれが一番素晴らしいとも思うし立派だと思ってます。
というのも、車で行けばわずか40分ほどもあれば着いてしまう距離。
でも息子は高次脳機能障害という障害のため車やバイクの運転はできません。
なので通学にはバスを使用。
なんとまわりまわって1時間半。
倍以上の時間をかけてこの3年間を通うというのは、まあ大変だったと思います。
もう少しいうと、途中電車に乗換えたりして最短ルートを選ぶという方法もありますけど、とにかくそういう複数の選択肢を選ぶことが苦手。
そしてなにより慣れない行動をとってしまうと、注意障害などで違った被害や災害に遭う可能性も。
たぶん本人が一番分かってるんでしょうかね、予定外の行動を取らなかったです。
親としては臨機応変に対応できるようになってくれた方がいいんですが。
あとは対人関係。
親の私達でもなかなか理解してやることができない障害、同世代の子供たちと仲良くやっていけるのだろうかってのはとても心配してました。
結局友達ができることはなかったようですけど、それなりに輪に溶け込んで卒業制作なんかもこなしたようです。
とはいえ、こういう進学っていうのは勉学を学ぶこと以上に仲間や友達を作ることも非常に大事。
そしてそれは彼にとってもこの先の財産になるとは思ったんですが、ちょっとそういう風にはならなかったようです。
就職は結局就労支援B型で確定。
障害者、とくに精神障害者の就労というものの難しさを思い知った感じです。
保育園卒園から早6年
6年前に保育園を卒業した娘。
当たり前ですけど小学校を卒業しました。
保育園の間は次男坊と被るところがあって、どこか次男坊の生まれ変わりといった気持ちがずっとあったのですが、ここ数年はとても背が伸びて次男坊の陰は薄くなってきました。
なのでそろそろそういった親の気持ちを負担させるのは娘にも悪いかなと思ってます。
とはいえ、そういった気持ちを持つことで、自分たちの生活にも彼がいてくれると感じてた部分はあるので寂しい気もします。
今後中学生になると男にはわからない女の社会ってのもあるだろうし、いずれ彼氏だ、夜に遊びに行くだという話になってくると、なんかゾワゾワするような気がします。
そうかといって自分も通った道。
女である妻がうまく相談に乗ったりセーブしてほしいと願ってます。
親の知らないところで子供の進路は決まっていく
なんか長男が専門学校を卒業して、就職というタイミングで改めて考えると、子供たちってのはやはり自分とは別の人格をもった生き物なんだなって思います。
っていうのは、どうしても小さいころって自分たちがいないと何もできない存在で、親の言うことが良くも悪くも強い影響を与えたりします。
それが徐々に大きくなって子供たちの世界を持つようになり、いずれ自我となって進路を選び出す。
その頃の自分たちの言うことというのは、ひょっとしたら雑音となり疎まれるような感覚を持つことだってあるかもしれない。
気になるから口を出したくなるけど、どこか見守る意味で引いておかないといけないんだろうねっていう感じ。
今、特にそういうことを感じるのは娘だけど。
でも子供たちが選んだ道が、ひょっとしたら上手くいかなくなるかもしれない。
そんなときに戻ってこられる場を作っておいてやるのが、自分たちのこの先の役目かなぁと。
まあこの先どんな未来が待っているかはわからないけど、自分たちより長く健康で過ごしてくれることを祈る。
卒業おめでとう。
そしてこれからも頑張れ。
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