高金利通貨でFXでも人気のトルコリラ。
これまでの片道2.5円の為替手数料が、片道2円に引き下げられました。
追記 ≫ 2018年9月より1.5円に引き下げられました
何と・・・
私・・・
トルコリラを8,000TRY近くを外貨MMFで持ってます(泣)
結構負担になってます。
もともとはトルコリラの外債として5,000TRY保有してたんですけど、どんどん円高になって今円転してもマイナスです。
正直泣くに泣けなく、開き直って以前からブログネタにもしてますが、外貨MMFとしては10%近くで回ってるんで、とりあえずこのまま放置しておこうと思ってるんですけどね。
それでもこのスプレッド縮小自体は私にとっては朗報でした。
トルコリラMMF
トルコリラは確かに高金利ですが、外貨MMFで保有することはあまりお勧めし難いです。
私が保有したころ60円くらいだったと思いますが、片道2.5円、往復では5円掛ってました。為替が50円だったとすると往復5円というと8%が為替手数料。
今は、いくらスプレッドが縮小したとはいえ、往復4円。為替30円~32円として12~3%が為替手数料となります。
為替や金利が変わらないという条件で考えますが、SBI証券のトルコリラMMFは10%近い数字を出してますけど、利息にも20%の税金が掛ります。
税引き後を年利8%で考えると、2年で単純に16%(厳密には複利効果が若干掛ります)
1年以上は金利が為替コストに消えてしまうので、かなり長期で保有する意思がなくてはあまりメリットはないと思います。
しつこいようですが、為替変動は無視してます。
一番の心配はトルコの国内情勢
トルコという土地柄から、「いろんな民族の通過点となり、物流の拠点になり栄えてきた」とSBI証券のトルコリラ債の取り扱うサイトでは紹介されていましたが、民族の通過点ということは、紛争の火種ということです。
特にあちらの方は、宗教的なもののトラブルも多いことで度々ニュースにもなりますしご存じかと思います。
以前クーデターもおきましたよね。
そういうお国柄ですので、通貨としての信頼性、安定性というもにはちょっと不安が大きいです。
▽とうとうトルコリラの暴落が起きました
また、トルコ自体は元々統一通貨ユーロへの移行したがっていたということもあり、将来的にトルコリラがなくなり、ユーロになった場合、今のトルコリラMMFはどうなるの?と実は心配してました。
今現在としてはギリシャショックからこっち、ヨーロッパの統一通貨としてのユーロの信頼性も揺らいでいますので、近い将来に統合ということはないと思いますけど。
トルコリラMMFのデメリット
現物でトルコリラ建ての金融商品が少ない
トルコリラが悪いという訳でなく、米ドルMMFであれば受け取った利金をMMFにしたり、それを元に米国の株やETFを買ったり、と自由がきくんですけど、トルコリラの場合外貨MMFにしておくか、外債にするかという位しかトルコリラに対応した金融商品が少ないんです。
トルコリラMMFで受け取った利金を米ドルにするにしても、円転が必要ですし。
現在は米国ETFにも手を出してるので米ドルを毎日積立購入しています
FXとの比較
それでも通貨高を期待してトルコリラを選ぶのであれば、絶対的にFXをお勧めします。
その理由としては圧倒的な理由として為替手数料の問題。
SBI証券ですと片道2円ですが、LIONFXでしたら片道1.9銭と比べようがないくらいの安さです。
非課税制度の撤廃
あとは、以前言われていたような外貨MMFの為替差益の非課税制度は無くなりました。
まとめ
為替の手数料が安くなることは当然歓迎すべき事ではありますが、トルコリラという通貨自体は、ちょっと何かと不自由な通貨なんですよね。
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