最近、高校生になった息子を近くのバス停まで迎えに行くことが増えました。
増えましたっていうか、たまたまそういうタイミングが重なっただけ・・・な気もしますけど、バス停から車で帰る5分ほどの時間が割とお気に入り。
っていうのも、普段とは違う話をしてくれるから。
まあ5分ほどなので話せる、内容も表面的なことなんですが。
そんな息子を迎えに行った時の話。
10年以上通った保育園
迎えに行ったバス停は息子たちが通った保育園のそばにあります。
上の子が入園してから一番下の娘が卒園するまで10年以上お世話になりました。
床暖房の園舎に初めて入園したのは次男。
それまで認可外保育園で多くない園児と一緒に過ごしていた次男が、ほかの多くの園児に囲まれてうまく立ち回れるのか心配になって見てたけど、きちんと順番を守ったりしてる我が子を見て一安心。
その後、いま高校生になった三男も通いはじめ、兄弟でお世話になりました。
私が迎えに行くのは数えるほどでしたが、活気があって保育士の先生たちの様子を見ててもいつも元気で朗らかで、信頼できる先生たちだったんじゃないかと思ってます。
多くのイベントに参加させられたり、煩わしいこともあったけど、一番可愛い時間だったかな。
ほかの同級生たちより一足先に卒園したのは次男。
葬儀場を後にして火葬場までの道中に保育園の前によったら、同級生たちが見送ってくれて、給食室のスタッフの人たちが「最後の食事だから」と包みにくるんだお弁当を渡してくれたのを泣きながら受け取ったことを今でも覚えてます。
最後のお別れのときにそのお弁当を棺に入れ(上だったかな?)、息子をサンタのもとに送った思い出。
その後は職員室にも我が子の写真が飾られていたとか。
まだその頃、三男はそういうことがわかってなかったようだったけど、その存在になぐさめられた気もします。
その後三男が卒園と同時に、今度は長男の交通事故による病院への付き添いがはじまったことで娘が入園。
顔の特徴もよく似た娘は先生たちにも可愛がってもらったような気がします。
娘が卒園するころ、私の知っていた当時の先生たちは他の園に異動になったりして見ることはなかったけど、確か卒園式の時には何人か来てくれたかな?
保育園を卒園して10年か・・・
この記事を書いててふと思ったけど、三男が今16歳なので、保育園を卒園してちょうど10年です。
あれから背も伸びて、今は178cm。
声変わりもしたし、当時の可愛いだけの姿ではなくなったので、保育園に行ってもわかってくれる先生たちはいないと思うけど、親である自分たちを知ってる先生ならきっとびっくりしてくれるはず。
当時自閉症スペクトラムだ発達障害だと診断されて、進学とか就職とか収入のこととかいっぱい心配をしてたけど、今は工業高校に通って第一種電気工事士の資格も合格して本人は頑張ってます。
そんな息子だけど、やっぱり字を読んだり、文章を理解するのはとても苦手。
きっと今保育園に通ってる園児やその保護者たちも通ってくる道なんだろうなと、軽く10年ほどの思い出をふり返っていたところへ、息子が車に乗り込んできて帰宅。
道中にはこんなことを。
ほんの数年前まで「自分がやりたくないことはウソをついてでも回避してきた」息子が、母親へのこんな気持ちをいうとは思いもしませんでした。
夢は二足歩行のロボットを作りたいとのこと。
なので、まだまだ脛をかじられそうだし、そもそも頑張ってほしいと思ってます。
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