連休を利用して実家に帰省しております。
そして居間のテーブルには証券会社の名刺。
大和証券の名刺・・・課長代理??これ何?
担当が変わったっていうからあいさつに来たのよ~。でももう大和の口座では取引してないわ。U証券(仮称)さんのところとSBI証券でしか取引しとらんわ。
以前も書いたかもしれませんけど、私の実家の家族というのはかなり投資にオープンな環境で、普段しないような話も結構してたりします。
儲かった時も儲かったっていうし、損した時も損したという報告はします。
めっちゃ儲かってまった、ジロも買っときゃ~www(名古屋弁)
買ったとたんに下がってまってさ~、塩漬け決定してまったが~(名古屋弁)
もっとまじめにやれって怒られるかもしれませんけど、結構こんなノリです。
その中でも母親の投資歴に若干びっくりしたので記事にしてみたいと思います。
母が投資を始めたきっかけ
自社株関連を持っていた??
以前から、冒頭の大和証券以外にも複数持ってるのは知ってたんですけど、最初に口座を開設したのが昭和35年~36年だそうで、母が父と結婚してまもなくだったみたいです。
それまで投資をしていたという人が周りにいたわけでもなかったらしいんですが、某大手繊維会社に勤めていた時に自社株を持ってる人もいたとかで、証券口座の開設に至る心理的なハードルはかなり低かったといっていました。
ちなみに今の証券口座
今一番利用してるのは冒頭にも紹介したU証券(仮称)。
なぜそのU証券で取引をするようになったのかわからないんですけど、母も叔母も姉も兄もそして私も口座を持ってます。
担当の人が結構フランクで、いろんな銘柄の情報をくれたりするのに、自社で買ってなくても嫌な顔せずに教えてくれるんです。
あれ、ジロさん、SBI証券かどっかで買ってなかったんですか?
ネット証券に慣れてる私としては、対面式の証券会社の売買手数料を聞いてびっくりしましたけど、アドバイス料だと思って割り切りが必要だなって思いました。
後はネット証券のSBI証券。
配当金の思い出
父は山登りが趣味で、母が登山に付き合う時「登山用の靴を買え」と言われ、登山靴を買うために配当金を受け取りに行ったときに話です。
母さんが配当を受け取って、これで登山の靴が買えると思ったのに、次に受け取りに来てた人は、母さんの何倍もの配当を受け取ってたの。
だから、もっと頑張らないとって思ったのよ。
で気になるのは父親の話。
すでに他界して10年近く経つので直接聞くわけもいかず母に聞くと、父親名義の投資信託とかはあったみたいです。
父親からは投資に関して話をしてもらったことも、話をした覚えもないですから父親の意思で継続して行ってる投資というものはなかったと思います。
あ、でも1回だけなんか記憶にあるかも??
投資スタンス
基本的に鉄板銘柄で売らずに配当狙い
最近は高配当銘柄が人気ですが、母の場合には基本的には銀行預金より配当が高ければ良いというスタンスで、利回りとか将来性ということより、会社が潰れることが想像できないような企業が多いようです。
そのほかは事業に共感した銘柄で、その決断は早いです。
がっちりマンデー見ながら、「あ、この株買お」っていうノリです。
鉄板銘柄のなかでも食品銘柄多め
母は戦時中の食糧難の経験から「金はなくとも食わない人間はいない」ということで、食品関係の銘柄は多め。
優待銘柄
あとは優待銘柄は結構持ってる気がしますね。
大抵実家に帰るとコロワイドグループの優待で食事に行くことが多いです。
あとは日清製粉とかの優待は結構送ってくれたりします。
有事の際にも買いに行く
一番印象に残ってるのは「震災の時には狙ってた銘柄を買い進めた」と言った一言。
あの頃はリーマンショックや特に東日本大震災後は超円高が続き、日経平均が8000円とかになってた時。
当時私はFXをしてましたけど、震災のときのネットには「こんな時に株やFXで稼ぐようなヤツは不謹慎」っていう意見もありました。
でも企業も大変なこんな時だから買うのよ(ニッコリ)
俺もあの頃日経のインデックスでも積み立ててればよかった…。
貯金は貯金だし投資は投資
そんな母ですが、私が小さい頃には貯金しろと散々言っていたし、投資というより養老保険で手堅くといった印象でした。
そもそも当時は定期貯金でも高金利でしたし、私が産まれた年に今の実家に引っ越したり、父の商売が忙しかったことや事故による入院、私たちの教育資金なんかの影響もあったかもしれません。
さすがにこれだけ金利が安くなるとね・・・
でも生活に必要なお金まで投資にあてないように。
と、これまでも何度も言っていたけど、私たちが独立したからこそ投資する余裕ができたのかもしれません。
いずれにしても投資に関して家族の理解が得られずに悩まれる人も少なくない中で、親も含めて兄弟達と投資の話を出来るのはありがたい話ですよね。
身近な投資の先輩や仲間として、いつまでも元気でいてほしいものです。
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