本格的に端株投資というものに目覚めて早7年目。
当時はまだ端株や単元未満株といった単語すらもまだ少なかったころに、よく今のスタイルにたどり着いたなと、今でも思うことがあります。
でも、過去から現在までブログを続けてきてよかったなと思うのは、過去の自分が何を考え、なぜこうしたのか?こういう判断をしたのか?という事を振り返れる点にあります。
きっとこれから将来も投資というものを、色々思考錯誤をしながらやっていくんだろうなとは思ってますし、いざ端株投資をしてみたいという人が現れた時に、このブログが何かしらの道しるべ的なものになってくれれば最高です。
さて、そう言うわけで今回は、私の端株投資に関する手法・・・というか戦略的な事を少しまとめて書いておきたいと思います。
端株投資の方針
配当利回りは3.6%を狙いたい
株式投資をするうえで最大の魅力である現金での配当金。
この配当利回りについては3.6%ほどを目安としています。
今後現行NISAが新型NISAに移行していくという話もありますが、この数字は約20%の税金を引かれても3%ほど残る計画。
でも国としてはこの20%をさらに引き上げたいと考えているみたい。
なので、今後も引き続きNISA口座、新型NISAを利用しつつ投資を行っていくつもりです。
NISAから特定口座へ移管するときの注意事項
NISAの弱点はロールオーバーをするとその年の非課税枠を使ってしまうところと、いつかは特定口座へ移管しなければならないということ。
NISA期間終了後に行われる特定口座移管時の値洗いにより、配当非課税になった以上の課税をされる可能性があるのです。
実際に生涯にわたって売却せずにホールドしていくつもりなら、別にどうという問題ではありませんが、私の考察の結果では配当利回り×5年を超えるような下落の可能性がある場合にはNISA口座を外した方がいいケースもあるようです。
▽検証はこちらの記事で
もちろん、「将来の下落なんかわからないじゃないか」と言われれば事実ですが、一つの可能性としては一考しておいてもいいと思います。
端株でも間違いなくもらえる配当狙いで、優待は二の次
端株の株主であっても、保有する株数に応じて配当金はもらえます。
それに対して単元株の株主が対象となる銘柄は、端株ホルダーのあいだに優待が改悪される可能性がありますのでおすすめしません。
なので、優待利回りと配当利回りが同じでも原則として配当を狙うものとします。
ただ株式投資の醍醐味として株主優待は外せませんので、その時にも配当利回りで3%くらいは狙いたいと思ってます。
配当メインのために単元株化にこだわる必要はない
端株投資と言っても日本の株式取引の制度的にも、やはり1単元というのはちょっとした区切りの数字だとは思います。
でも自分の資金力と相談した結果としても、端株投資のメインは配当と考えているので、無理して単元株化ということにはこだわっていません。
単元株というものにこだわってしまった場合、1000万円を投資に当てられる人と10万円しかない人を比較した場合には、どうしても投資資金が少ないほうが尖ったポートフォリオになりがちです。
それはやはり株価下落の時には不利側に働くと思うので、意識はするけど基本的には単元株化にはこだわりません。
むしろ経済危機が来た時に買い進められるような企業を探していきたいと思います。
少額投資できる手軽さはあるけど、上限は1単元までとする
ただそうは言っても特定の時期に届く株主優待は株式投資を行う上で醍醐味の一つです。
そういう優待銘柄なんかは最低株数を保有しないと優待を受け取る権利がありませんし、どうしても1単元(最低保有単元)ということにこだわる必要はあると思います。
そういったことを考えて、当面は1単元を上限として複数の資産に分散させたいと考えています。
ただ、どの程度分散させるのか?といったことについてはもう少し検討が必要かもしれません。
端株投資の最大のメリット!配当金は再投資
1株から買うことができる端株のメリットはやはり少額から株式が買えるというところ。
今後教育資金が掛る時には、わずかな配当であっても出金して充てる時期もあるとは思いますが、基本的には再度株式に戻してやるという再投資ということをイメージしています。
ですが現役世代としては給料という収入があるので、なんとか乗り越えたいです。
関連 ≫ 端株投資のメリットは配当金を再投資して複利運用出来ること
端株配当金の減額も想定しつつ、フロッギー(キンカブ)で高配当ETFを積み立てる
真偽は不明ですが、端株優待などが廃止された背景には単元株主からの不満があったそうですが、配当金はあくまで保有する株式数によって行われるものです。
それでも1株の株主であっても株主関連の郵便などを送る手間やコストが発生しているのは事実ですので、将来的にそういった株主への不満の声が高まる様なら、ひょっとしたら端株保有者への配当単価の切り下げといった事が起きる「かも」しれません。
現在、単元未満株の株主に対しての配当金の減額といったうわさが出ているわけではありませんし、さすがに考えすぎだとはおもいます。
でも万一そういった事情が起きてもいいように、高配当ETFをある程度組み込んでおきたいと思います。
高配当ETFであれば個別株と違って、特定の企業の業績悪化などのリスクを減らすことができますしね。
またそれにはフロッギー(キンカブ)を使って定期購入していこうと思います。
短期的な暴落にはネオモバイル証券で打診買い
年に何度かくる急激な下げというものは、今後も続くと思います。
現在私はネオモバイル証券を利用はしていませんが、そういった時には売買手数料無料のネオモバイル証券でリバウンドで利益をとれるようになるというのもおもしろいと思います。
これは配当金目的の投資というよりは、値動きに対する経験値を積む目的です。
少額だからこそ試せる投資の入り口としては最高だと思う
投資に対するリターンって元手が小さければ小さいほど実感しにくいものですが、だからといって最初の一歩をふみ出せるかそうでないかで、将来は大きく変わると思います。
誰しも元本が減るかもしれないという投資は怖いものです。
だからこそ少額で投資をはじめて損益になれていくというのは賛成です。
端株も少額から投資できるものの一つとして実践してみてはどうでしょうか。
コメント