高配当銘柄、特にJT、一時期は日産、KDDIやNTTドコモなど、企業規模も大きく高配当銘柄への投資がなかなか人気の様です。
ただ、日産はお家騒動、KDDIやNTTドコモは国会議員の一言で株価がかなり低迷しました。
結局どんな銘柄であっても、なにかしらの要因で上げ下げがあるものです。
高配当銘柄への集中投資自体は別に否定するつもりもなく、むしろ「その投資の出口戦略について教えてほしいなぁ」ということで、記事にしてみました。
高配当銘柄への集中投資に関する疑問
減配の可能性はないの?
一番大きな疑問はこれです。
JT(日本たばこ産業)を例にすると、1/3が法務大臣だし、財源の一部になってるから減配する可能性は低いというような意見もあるようです。
また私自身も調べてみたところ、2012年ころのJTの純利益でも、現在の配当は維持できる計算になります。
2012年にJTの配当性向37.6%で68円の分配ってことは、逆算すると1株当たりの純利益が約180円。
— ジロ@端株投資4年目 (@JIRO_invest) 2019年5月29日
2019年は154円ってことは、2012年の1株純利益で考えると約85%か
リーマンショック引きずって震災後の経済状況を考えたら、現状維持は不可能じゃなさそうだな・・・?#JT
あの当時キヤノンなんかは1株純利益を越える配当を出した年もあったと記憶しています。
単年レベルだと減配までしなくても維持されそうな気もします。
だた、それを信じて集中投資できない・・・
株価下落のスピード
こちらは以前ブログに掲載したJTのチャート。
あの頃は「移動平均のデッドクロスは見られるものの、この3000円がサポートになって反転するかなぁ」という淡い期待を持ってたんですけど、2019年6月27日時点で2410円と2割(600円)も下がりました。
1年あたりの配当が150円だから、4年ほどの配当金でチャラとも思えますけど、東京オリンピックも終わったあと、果たして??
こちらは2020年6月のJTのチャートです。
配当だけじゃ割に合わんなw
高金利通貨のスワップ投資に被る
これらに若干被ってしまうのは、FXの高金利通貨を使ったスワップ運用。
私も以前は豪ドルでスワップ+トラップトレードをしてた時期もありましたけど、結局スワップが貯まるスピードより、為替の下落には勝てなかった思い出があります。
そして私の投資デビューとなったトルコリラ外債からのトルコリラMMF。
当時、経済評論家みたいな人が、トルコについて証券会社から頼まれていいこと書いてたんだろうなって思います。
それ以外にも、これらの通貨を使った投資については、対外的に輸出がどうたら、輸入がどうたら、資源があってどうたらっていう情報が飛び交ってました。
なので、経済が上向けば、またリーマンショックの前の様なレートや金利に戻ると誰しも思ってたように思います。
トルコリラ、メキシコペソ、アルゼンチンペソ、アイスランドクローナを扱ってた人たちどうなったんだろう?
集中投資できる理由を自分には見つけられない
新興国の通貨と、日本でも有数の企業を一緒にすること自体はナンセンスかもしれません。
でも、ただ売り上げがどうのこうのって言うんだと、新興国通貨の輸出だ資源だっていうのと同じような気もするし、どうもお金を集めるというのは怖い気がしてなりません。
端株投資なら少額でも分散投資できる
単元株ということにこだわるとどうしても分散投資するためには資金力も必要になります。
その点端株投資であれば、少額でも銘柄を分散させることが可能です。
特にSBIネオモバイル証券では1株単位を取引手数料無料で買うこともできますし、フロッギーではもっと小さい単位を取引することも可能です。
基本的には銘柄の分散を投資を信条としておく
私もJT株は持ってますが、私が株に興味を持った一つの理由は、下がる銘柄もあれば上がる銘柄もあるというところ。
経済が冷え込めば全体的には下方向でしょうけど、幸か不幸か投資に充てられる資金が大きくないのと、私も年齢が年齢なので、集中投資をして損失を大きくしてしまうことは避けたいという思いがあります。
資産が小さい時には分散より集中の方が効率がいいとも言われます。
ただ、私がブログを通して投資に関する情報を発信する以上、私の投資スタイルとしての「銘柄や時間の分散」というものをおすすめしたいと思っています。
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