久しぶりに大きな下落をともなった株価の変動がありましたね。
いまだに以前の評価額なんかまで戻ってないですけど、SNSなどを見てると慌てて売ってしまったという人もいたみたい。
株価が下がると保有する金融資産の評価額が下がります。
長い時間かけて積み立ててきたものが、わずかな時間で溶けていく様は、経験したことがなければわからない怖さですし、どこまで下がるかもわからない状態で溶けていく評価額を見るのはめちゃめちゃ辛いです。
でも投資の世界には「上げ100日、下げ3日」という格言があって、長い時間かけて積み上げたものが下げるときには一気に崩れるというのは昔から言い伝えられてきた事実です。
だから投資をしながらも暴落に備えてメンタルを整えておくというのは、大事なリスクコントロールの一つだと思ってます。
暴落時にメンタルを維持するための方法
リスクの高い金融商品に手を出さない
FXや信用取引などリターンを求めるあまりに、リスクを無視した投資に手を出さないこと。
私もFXはやってたのでその仕組みは理解していますが、あれは悪ければ投資資金の大半を失いますし、追証も発生する可能性もあります。
一番最悪なのは、余剰資金まで証拠金に入れたあとのロスカット&追証。
最近は日本のFX会社でそこまでの被害が出ることはまず少ないかもしれませんが、証拠金がどこまでも削られていく恐怖心は今でも忘れません。
無リスク資産もバランスよく確保しておく
最近よく聞いて疑問視しているのは、生活資金を除いて全投資といった話や学資保険は不要で積み立て投資といった話。
投資をしてリターンを得るのは将来の話ですが、それまでに何か支出が暴落で損失が出てしまっても取り崩さなくてもいい程度の現金は残しておくべきです。
あとは学資保険などの貯蓄性のある保険商品。
結果的には積み立て投資のほうがリターンが大きいのは理解していますが、ある程度必要な時期が確定しているようなお金は、なるべくリスクの少ないもので準備するほうがメンタルが削られなくてすみます。
安定した収入源があることを忘れない
ここ数年大きな下落があってもすぐに持ち直したりしてましたし、特に悲観するような相場にはなってないかなというのが感想ですが、リーマンショックの経験からすると、安定した給与収入があるのはありがたいなと思います。
リーマンショックの時の話をすると「そんな100年に1度と言われるような経済危機を持ち出して…」と思う人もいるかもしれないけど、直近ではコロナショックで飲食系や旅行系といった業界で、同様の境遇にあった人もいるはず。
なので、会社員であるなら「来月にはまた給与収入があるし…」と割り切れるくらいの余裕は持ちたいところ。
暴落時のメンタルを維持するために脱ボッチ
話は変わりますが環境が変わったときどうしましたか?
進学、入学、社会人、転勤等々、そんな時身の回りに知り合いっていないとか、少ないっていう環境をどうしてきましたか?
多分同じ境遇の友達を探したり、クラブや行事を通して友達を作ったりしてコミュニケーションの場を作ってきたように思う。
たぶん自分もそんな感じ。
なのでそのコミュニティに集まってみたらどうかな?というのが最後の話。
手軽なのがツイッターなどのSNSを使ったコミュニティに参加してみるという方法。
ツイッターをはじめとするSNSを介した犯罪というのはあちこちで起きていて良い印象を持っていなかったのですけど、いろんな投資経験者たちの話を見聞きしつつ「暴落もみんなで乗り越えたら怖くない」くらいの余裕が持ちたいところ。
ただしSNSでつながる相手は間違わないように
私もツイッターをはじめて7~8年ですけど、株価が順調な時には強気な発言してた割に、コロナショックなどで何度か暴落すると周りを巻き込んで売ってる人っているようです。
つい理論武装しているような人には引き付けられるものですけど、実際そういう人というのはあまりつながることをおすすめできないかな。
そこまで目の色変えてするもんじゃないでしょ?投資って。
投資だけでなく、いろんな実生活や考え方に共感できる人を探したほうがベターかと思います。
暴落した時にはいろんな意味で鈍感力を発揮したい
今回あげたメンタルを維持する方法はこんな感じ。
- リスクの高い金融商品に手を出さない
- 無リスク資産もバランスよく確保しておく
- 安定した収入源があることを忘れない
- 暴落時のメンタルを維持するために脱ボッチ
これに対する私の今のスタンスとしては、FXを辞めて現物の株や投資信託としたことで、口座に入れたお金以上に評価が下がるという恐怖心はなくなりましたし、家のお金は一切使わず投資をしているので、今の投資資金がゼロになったところで生活が成り立たないわけでもありません。
同様に来月になればある程度あてにできる額の給料も入るし、そこそこ経験値の高い投資家さんたちとSNSでもつながってるので、評価額の増減については一喜一憂することなく程よい鈍感力を発揮して過ごせてます。
一度生活全体を見直してみて、投資に対する考え方のリスクを見直してみてはいかがでしょうか。
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